2017年5月30日火曜日

尾鷲市VS熊野市カタログの戦い

 三重県の南のほうの、何となく「あのへん」と一括りにされてしまいがちな尾鷲市と熊野市。人口は尾鷲市が18,537人に対し、熊野市は17,545人とほぼ同じくらいで地形も気候も似ており、地域外から見るとまるで双子のような両市ですが、実際にはお互いが東紀州地域の盟主の座を巡って「ライバル視」している関係です。
 また、わしが実際に住んでみた経験でも、ざっくり言って尾鷲は漁師文化、熊野は農業文化という違いは、わりと顕著です。
 わしは、この両市が強力にプッシュしている地域産品の通販のカタログをほぼ同じタイミングで入手したので、さっきしみじみ見比べていたのですが、やはり2つの市で違いというか個性を強く感じたのでメモしておきます。(深い意味はないので深読みしないでください。又、当事者の方々にはどうかお気を悪くなさらず。)
 左が、協同組合尾鷲観光物産協会が行っている「尾鷲まるごとヤーヤ便」、右が一般財団法人熊野市ふるさと振興公社の「熊野を贈る 2017夏ギフト版」です。

 尾鷲まるごとヤーヤ便は、年4回、尾鷲市の特産である鮮魚や水産加工品(ひもの、うま煮など)、調味料、寿司、ジュース、お菓子などが配達される、いわゆる頒布会です。


 基本料金は一括27,500円(4回の分割払いもあり)で、春夏秋冬でそれぞれ違った商品が届けられるシステム。「尾鷲まるごと」というネーミングにたがわず、いろいろなジャンルからセレクトされているのが特徴です。

 また、これらの商品の生産者とか、それを生み出している地区にスポットを当てたプロモーションも特徴といえます。


 カタログの裏面には、ひものを生産している上野商店の社長さんや、海鮮ご飯を製造している鷲洋の工場長などのインタビューが載せられ、現場の方々がアイテムにかける熱い思いが語られています。
 あと、尾鷲市街からやや離れた南部にある集落の九鬼町がフューチャーされ、町の歴史とか、Uターン、Iターン者が町内で活躍していることなども綴られています。
 このように情報満載なので、ヤーヤ便のカタログは大きさ何とA1サイズで、新聞紙を広げたほどもあります。

 一方の、熊野を贈るのほうはいたってシンプル。夏ギフト用で、熊野市特産の地鶏である「熊野地鶏」の商品群にフューチャーされています。


 また、尾鷲と決定的に違うのは、熊野地鶏をはじめ、カタログ掲載商品はほとんどすべてを熊野市ふるさと振興公社自身が生産していることです。
 このため、商品の種類自体は必ずしも多くなく、それらの組み合わせが少しずつ違っているギフトセットのラインナップで多様化している感じです。
 また、期間限定商品ということで、特別価格としてかなりお得な割引サービスがされていることも特徴でしょう。たとえば熊野地鶏みそ焼きセットBコースは、カット肉(400g)、スライス肉(400g)、手羽先(8本)、みそだれのセットで、8~9人前。通常価格6500円のところ、なんと税込み5000円という強烈特価です。熊野地鶏の旨さを知っている方にとっては、これはかなりのお買い得感があります。

 また、熊野が贈るがユニークなのは、熊野市内やその周辺、さらには全国のレストランや居酒屋、焼き肉店などで熊野地鶏を取り扱っている飲食店や、肉を販売している精肉店、スーパーなどのリストが添付されていることです。これはリピーターにとっては非常に役に立ちます。

 というわけで、なかなか良い戦いを繰り広げている「尾鷲まるごとヤーヤ便」と「熊野を贈る 2017夏ギフト版」。内容はネットでも見ることができるので、新鮮なご当地特産品を購入してみたい方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

■尾鷲まるごとヤーヤ便
  http://owasekankou.com/ya-yabin/index.html

■熊野を贈る 2017夏ギフト版
  http://www.kumano-furusato.com/shop/2017summergift.html


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