2018年1月22日月曜日

あらら、伊勢も雪

 前線を伴った低気圧の接近で、東海から関東甲信越にかけて広く雪になり、東京都心も10センチ近くの積雪となったことがニュースで報じられています。
 伊勢市は比較的気候が温暖なのですが、今日は午後から大雪・着雪注意報が発令され、昼過ぎから降雪が本格化しました。夜7時ごろの近鉄宇治山田駅のロータリーはこんな感じ。

 タクシーは一台もおらず、いつもなら家族を迎えに来るマイカーの列ができている送迎口もほとんどクルマはなく、そしてバス停が混みあっていました。

2018年1月21日日曜日

高田本山はなぜあれほど巨大なのか

 津市にある高田本山専修寺(せんじゅじ)の、御影堂(みえいどう)と如来堂(にょらいどう)の2つの建物が、昨年11月28日に国宝に指定されました。
 専修寺は鎌倉時代の僧・親鸞が提唱した阿弥陀信仰である浄土真宗のお寺です。浄土真宗は歴史的な経緯によりいくつか分派が生まれましたが、その中の高田派という流派の総本山でもあります。元々は下野国高田(今の栃木県真岡市)に建立されたお寺で、室町時代以降、真宗門徒が全国各地で活発な宗教活動を行う中で、15世紀中ごろに現在の場所である伊勢国一身田にも専修寺が建てられ、江戸時代になって本山としての地位が確立したそうです。
 国宝に指定された御影堂は、親鸞聖人の木像を安置したお堂で、延宝7年(1679年)に竣工したもの。内部は725畳敷という驚くべき広さで、国内にある近世以前の木造建築の中で5番目の広さを持っています。(ちなみに、トップ4は東大寺大仏殿、西本願寺御影堂、蓮華王院本堂(三十三間堂)、知恩院本堂。この次が専修寺御影堂。)

2018年1月20日土曜日

熊野市の「のってこらい」がふるさとづくり大賞に

 総務省の発表によると、平成29年度ふるさとづくり大賞の団体表彰(総理大臣賞)に、三重県熊野市の NPO法人のってこらい が選出されました。
 ふるさとづくり大賞は昭和58年度から始まった表彰制度で、全国各地で「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体や個人を表彰することで、ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的としたものだそうで、平成29年度の団体表彰は、のってこらいを含む全国の23団体が受賞するとのことです。
 のってこらいは、熊野市の中心部から車で約30分かかる山間地の集落、五郷町を拠点に活動する、いわゆる「交通空白地帯有償運送」のサービスを行っているNPOです。
 五郷町の公共交通機関は1日4便のコミュニティバス路線があるのみで、高齢者は買い物や通院に不便を感じることも多かったそうで、平成22年に住民有志がのってこらいを結成しました。五郷町の住民で、あらかじめ会員登録した人を対象に、有償(2kmまで300円)でNPOスタッフが送迎を行ないます。ただし、運行エリアは原則として五郷町とその近隣の地域内だけで、送迎も多くは高齢者の自宅から最寄りのバス停までといったものだそう。熊野市の中心地にある駅や総合スーパー(イオン)、病院などに直接送迎できるのは毎週、月・木の午前9時から10時の間で、1便だけ片道運行するのみとのことです。この点、民間のタクシーとの競合を避けるためかもしれませんが、法制度の不備、限界と思えるところです。

2018年1月19日金曜日

尾鷲三田火力発電所が廃止へ

 尾鷲市の中心地に「瀬木山ホール」という文化会館があります。例年、尾鷲節コンクールが開催されるので全国的にも知られていますが、実際にここに行くと、まわりは平坦な住宅地で、向かいはすぐ海。なぜ瀬木「山」という地名なのか不思議に思って聞いたところ、この付近は戦後しばらくまで瀬木山というれっきとした山だったと言うのです。
 瀬木山が消えた理由は、近くに新しく大型火力発電所が建設されることになり、用地造成の埋立て土砂を確保するためでした。山は削られ宅地になり、海は発電所になるという「一石二鳥」のアイデアは、それまで漁業と林業しかなかった尾鷲にとって、エネルギー産業を核にした新たな産業都市に飛躍する機会として大歓迎されたとのことです。
 こうして地元の期待を一身に背負い、時期を同じくして沸騰していた日本の高度経済成長を支える屋台骨として、昭和39年(東京オリンピックの年!)に竣工したのが、中部電力尾鷲三田火力発電所(三田火力)でした。
 今も高い煙突が尾鷲のランドマークとなっているこの発電所が、平成30年度限りで廃止される見込みとなったことを一部の新聞が報じています。さまざまな意味で、大変にエポックメイキングな出来事だと言えるでしょう。一つの時代が終わるのです。

2018年1月18日木曜日

今でも足りず、これからも足りない

 電車通勤のメリットの一つは、津駅前で毎日のようにポケットティッシュがもらえることです。
 夜は英会話スクールとか飲食店のオープンのお知らせとかが多く、配っているのも明らかに学生アルバイトみたいな感じなのですが、朝に配られるティッシュはわりとシリアスなテーマが多く、差別はやめて人権を尊重しよう!とか、残業はやめてみんな早く帰ろう!とか、児童虐待にもっと関心を持とう!といったことを啓発する一環で配られているパターンが多いようです。
 今朝もらったのはこんなのです。
 三重県介護福祉士養成施設協議会なる団体が配っており、中を見たらミニカイロが入っていました。この時期ありがたい。
 で、タダで貰いっぱなしなのも何なので、同封されているチラシにも目を通したら、 
介護福祉士は、感謝、感動、感激、の3つの「感」が自分を成長させてくれる仕事であり、「介護の仕事を始めるのに年齢は関係なく、今からでも介護福祉士養成校に通って介護のプロになろう」と呼びかけています。

2018年1月17日水曜日

鳥の目で見てみる

 新春の三重県庁では、元日翌日の1月2日、四日市港にイタリア船籍の大型豪華客船「コスタ・ネオロマンチカ」が寄港したことがちょっとしたニュースになっていました。
 三重県でも近年の流行に乗って、外国人観光客の誘客にかなりの予算と人材を注いでいます。今回の寄港も、県や四日市市などで構成する「四日市港客船誘致協議会」が船会社に陳情して実現したとのことで、千数百名もいたという乗船客の多くが、四日市港で上陸し、オプショナルツアーで湯の山温泉や伊賀地域、伊勢神宮を観光したそうです。
 こうしたクルーズ客はLCCを利用するような層に比べて富裕者が多いでしょうし、観光への知的な関心も高いでしょうから、三重県内を周遊してもらえば地元ではそれなりの経済波及効果が期待できます。
 四日市港や鳥羽港には今年、あと5~6回の国内外の大型客船の入港があるようで、関係者の期待は大いに高まっており、四日市港客船誘致協議会では今後も引き続き大型客船の誘致に努力していくとのことです。
 さて、このように書くと、何だか三重県や四日市市はクルーズ観光地としてすごく注目を集めているように思えます。
 しかし「鳥の目」で俯瞰してみると、実はそうでもありません。


2018年1月15日月曜日

干物がワインに鍋の具に

これは尾鷲市の北村商店のアジの開き
 今日の日経MJにわしにとって注目すべき記事が載っていました。魚の加工品としてはどんなスーパーにも並んでいる、ごくごく一般的な商品が「干物」(ひもの)ですが、これが目覚ましく進化し、差別化要因の高い新商品が続々と市場に出ているというのです。
 福島県いわき市にある海神(わだつみ)という干物メーカーは、土鍋で煮込んで食べられるという「鍋干物」を新発売しました。タラ、秋サケなど4種類の魚の切り身を干物にしたもので、鶏ベースのゼラチン状の出汁で包まれた状態でパックされ、販売されます。
 食べ方ですが、鍋にこの干物と、あとは好みの野菜などを入れて煮込むだけ。魚と鶏の出汁の濃厚なうま味があり、身崩れもしにくく、店頭で300円~400円ほどで販売したところ、調理が楽で無駄もなく、一人鍋にも合うと大好評で、海神ではさらに販路と品種を増やしていくとのことです。